記者はこう見る! 1

記者はこう見る!
企業・団体の教育支援―サポート事例や成果などを紹介

社会貢献の一環として、全国で企業や団体による教育支援が広がっています。企業の施設などを使った体験活動や小・中学校への出前授業、学校現場と一緒に行っている共同研究など、学校教育を手助けするような教育支援プログラムを提供しています。こうした取り組みに関わる最新情報を提供します。

連載コラム①

ベネッセと千葉県柏市が共同研究、プログラミング教育で来年3月成果発表

通信教育サービスの「進研ゼミ小学講座」で有名な(株)ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)は、今月から千葉県柏市内の小学生を対象にプログラミング教育の研究授業をスタートさせます。千葉県柏市だけでなく、ICT教育でよく知られている中川一史・放送大学教授の研究室とも共同で行います。今後は中川教授監修の下で「授業カリキュラム」を含めた学習指導案などに反映させていきます。研究授業の成果は、来年3月に発表する予定です。

小学校では、2020年からプログラミング教育が必修化されます。プログラミング教育と言うと、どうしてもパソコンを使って難しいことに取り組むことを想定しがちではないでしょうか。

文部科学省が3月末に告示した小学校の次期学習指導要領「総則」によると、「『児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した活動を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動』を各教科等の特性に応じて計画に実施すること」とあります。重点に置いているのは、論理的思考力を身に付けることにあります。学校現場では、高度情報化社会を見据えてパソコンや情報端末などを使った取り組みの模索が始まっています。

こうした動きに合わせて、ベネッセでも早くから研究活動を進めています。例えば、小学校のプログラミング教育に関する系統的な評価規準が現在ありません。そのため、子どもたちをどう評価すればよいのかが課題になっています。同社では5月に文部科学省から示された「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について」に基づき、「小学校段階の資質・能力の評価規準」を作成し、公開しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

過去の連載記事
目次 記者はこう見る