企業・団体による教育支援活動 ~出前授業編 後編~

田村 学先生 応援アドバイザー就任!

このたび、國學院大學教授の田村学先生に、「学校応援プロジェクト」の応援アドバイザーとして、ご協力いただくことになりました。文部科学省の教科調査官、視学官として、総合的な学習の時間の効果的な展開について、全国の多くの学校を指導・助言してきた田村先生。その知見をもとに企業・団体の教育支援活動についてのアドバイスをいただくことは、「学校応援プロジェクト」にとって、大きな財産になります。今後は、教育現場の課題と、企業・団体の教育支援活動の橋渡し役を目指している当プロジェクトは田村先生のアドバイスを多くの方に伝えることで、より連携した教育支援活動を応援していきたいと思っています。

学校応援プロジェクト 田村 学先生 応援アドバイザー就任コメント

未来社会で活躍する子どもをみんなの力で育てる
國學院大學 教授 田村 学 氏

 

昭和37年新潟県生まれ。新潟大学教育学部卒業後、昭和61年4月より新潟県上越市立大手町小学校教諭、上越教育大学附属小学校教諭、新潟県柏崎市教育委員会指導主事、文部科学省教科調査官、文部科学省視学官を経て、平成29年4月より現職。

日本生活科・総合的学習教育学会理事も務める。教員時代より、生活科・総合的な学習の時間の実践、カリキュラム研究に取り組んでいる。

 

田村学先生に聞く 効果的な「出前授業」の作り方(2)
出前授業本番で注意したい個別の配慮が必要な子ども

クラスに人とのかかわりが難しい子どもがいたとします。それを知らずに出前授業の講師が盛り上げようとその子に積極的に話しかけたとしたら、かえってつらい思いをさせてしまう可能性があります。

出前授業の本番では、学校やクラスの状況をじゅうぶんに踏まえることが大前提です。配慮の必要な子どもの情報は学級担任にきけば教えてもらえますから、把握したうえで教室に入りましょう。

学校では、障害をもつ児童生徒や性同一性障害をはじめとする性的マイノリティ(LGBT)の児童生徒への理解促進、きめ細かな配慮を行っています。クラスの中に「個別の配慮」というものが存在していることを認識してください。

受けのいい話し方を考えるより中身の面白さ・専門性で勝負する

子どもが「話し方」や「見た目」の面白さにひきつけられることはないと思ってください。子ども達が関心を持つのはプログラムの「中身」の面白さです。学習内容とのつながりを考慮して、子どもにとって魅力的なプレゼンテーションを練ってみてください。

出前授業の講師の強みは、学校の先生を「これは自分では教えられない」と、うならせる専門性です。やさしく説明しすぎて専門性がそがれてしまうようでは出前授業を頼んだ意味がありません。
外部の講師が授業をするからわかること、見えること、伝わることがあります。専門性を出しつつわかりやすく伝える。企業・団体のプロフェッショナルとしての力の発揮のしどころだと期待しています。

■学校応援プロジェクト 田村 学先生 応援アドバイザー就任コメントはこちら
https://gakko-ouen.com/about_manabu-tamura-2/

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