筑波大学附属大塚特別支援学校からの「企業・団体への支援」についての声

学校応援プロジェクトに、筑波大学附属大塚特別支援学校から「企業・団体への支援」についての声が寄せられました。

 

「本校では、2017年、2018年と地域の介護老人福祉施設を訪問し、知的障害のある生徒たちが授業で作ったお菓子を使った喫茶サービスを実施してきました。知的障害のある子どもたちのキャリア教育の場として非常に有意義な教育活動となっています。しかしながら、製菓に関する材料費や、提供する飲み物はPTAの補助などによる持ち出しになっています。また、利用者様のご要望にお応えしたお菓子づくりをするにあたっては施設設備の不足に頭を悩ませながら担当教員の創意工夫で乗り切っているのが実態です。

お菓子づくりの材料や飲み物などの消耗品、また、お菓子づくりに必要な道具や機器についてご提供や資金援助をいただけると、より充実した教育活動を実施することができると考えます。」

介護老人と知的障害のある生徒たちとの交流は、すばらしい活動ですよね。

また、同校はそのほかに、

「オリンピック・パラリンピック教育がますます注目されるであろう開幕1年前の2019年ですが、『スポーツと文化のイベント』であるオリンピックパラリンピックながら、アスリートと交流やスポーツ体験など「スポーツ」の分野に注目が向きがちに感じています。

しかしながら、自己理解・自己表現の幅を広げる教材、また、他者理解・多文化理解の教材としてオリンピック・パラリンピック教育を考えてみると、スポーツ同様に、知的障害のある子どもたちにも実感しやすい芸術分野での活動はとても大切だと考えます。生のスポーツに触れる感動と同じように、生の芸術に触れる機会をもっともっと提供していきたいと考えます。また、こうした「本物とふれあう場」はインクルーシブ交流の場としても非常に有効です。感動を共有することで緊張感ある交流及び共同学習において、子どもたちの距離を短時間でグッと縮めることができます。

2017年、2018年と本校では劇団を招聘し、インクルーシブ交流の場として活用したり、全校生徒への観劇と劇団員によるコミュニケーションを深めるワークショップを実施したりしました。確かな効果を感じつつも、資金の不足と対応くださる劇団の不在により2019年度は実施の見通しが立てられない状況です。

日頃から障害のある方々を対象した団体でなくても構いません(実際に過去2年間お世話になった劇団キャストは、知的障害のある方々との交流は初でした)。障害のある子どもたちのために力を貸してくださる団体の情報をいただけると幸いです。」

スポーツや観劇を通じたインクルーシブ交流の場は、障害のある子どもたちにとって、大切な機会です。団体・企業の支援や、劇団のボランティアなどのご協力に興味のある方は、是非、学校応援プロジェクトにお声掛け下さい!

企業団体の支援の声のページこちら をご覧ください。
「筑波大学附属大塚特別支援学校への支援」と題して、ご記入ください。
どうぞよろしくお願いいたします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加