家の中に潜む危険を学ぶ、LIXILの小学校向け安全教育授業プログラム
年間の交通事故による死亡者数が4373人(『平成27年・警察白書』)に対し、家の中で起こった事故による死亡者数は14334人で交通事故の約3・3倍となっています。こうした状況を受けて総合住生活企業のLIXILは、児童の家の中での事故防止と、主体的に判断・行動して安全なくらしを実現できるようにすることを目的とした教材『安全教育授業プログラム~家の中の安全を考えよう~』を制作。希望する学校や教育機関に無償配布しています。
実際に教材を使用した教員からは、「家庭科の指導要領上の『衣食住』のうち、『住』の教材が少なく苦労していたので助かった」「映像により、危険な場面のイメージがわきやすい」などの声が寄せられています。
同教材は①家の中で起こりうる身近な事故事例のオリジナルドラマ(DVD)②授業の進行や説明を補助するスライド③教員用指導手引④家の中の危険について学んだ上で、児童が自身の家について調べる発展学習用ワークシートの4つの教材で構成。安全と思っていた家の中にも事故の可能性が潜んでいることを知り、児童が自ら未然に防止する方法を考え、映像とスライドで解説を行うという構成を基本としています。モデル指導案も同梱されており、授業の進行に合わせて活用する教材を選べる導入のしやすさも魅力です。
また、同教材は公益財団法人消費者教育支援センターが主催する「平成26年度消費者教育教材資料表彰」優秀賞を受賞しています。
LIXILでは、同プログラムを基にした出前授業にも取り組んでいます。詳しい情報はLIXIL教材ページをご覧下さい。