法学検定試験委員会

法学検定試験委員会について

新たな法教育の取り組み ――「法の翼プロジェクト」始動!
新設科目「公共」の必修化に先駆けて

対象 高等学校

主に大学法学部生向けに客観的な法学の実力を測るための試験を実施してきた法学検定試験委員会が、高校生向けに「知識・覚えること」ではなく「考えること」の楽しさ・有用性を実感してもらうために「法の翼プロジェクト」を立ち上げました。

暗記や知識中心でなく、考えてもらう試験を利用した法教育教材の開発を目的としています。従来は学習の成果を測るものが試験でしたが、まず試験問題を考えてもらい、その上で授業を受けてその考えを深めるという逆転の発想です。

具体的には、授業1 コマ分の試験に取り組んでもらい、次の時間にその中からいくつかの問題を取り上げる解説授業を受けて、理解を深め、考え方の多様性を学んでもらいます。もちろん授業では「主体的、対話的で深い学び=アクティブ・ラーニング」も可能です。日常生活に必要な「考える力」を身につけられる内容になっており、法学部進学希望者のみならず、高校卒業後、社会に巣立つ生徒にも社会生活を送るための力になる新たな視点の教材です。要望に応じて弁護士や大学教員による出前授業も予定しています(2018 年度は無料)。

「法の翼」は、授業に活用しやすい教材として、「公共」の新設・必修化に先駆けて本格始動します。大学法学部のAO 入試や推薦入試への活用が期待される一斉テストも、2018 年12 月に全国の会場でプレテストとして実施します。